生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
アフターピルはどういう仕組みで作用する?副作用や避妊率を高める飲み方を解説
「アフターピルはどういう仕組みで妊娠を防ぐの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊に失敗したあとでも妊娠を防ぐことができる薬です。しかし、正しい仕組みや作用のタイミング、副作用についての理解が不十分だと、十分な効果を得られないこともあります。
この記事では、アフターピルの仕組みや種類別の違い、避妊率を高めるための飲み方や注意点、副作用について詳しく解説します。万が一のときに備えて、正しい知識を身につけましょう。
もくじ
アフターピルで避妊できる仕組みとは?
アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊に失敗した場合や避妊をしなかった性交渉後に妊娠を防ぐための薬です。多量のホルモンを体内に入れることで妊娠を避ける仕組みになっています。服用するタイミングによって、排卵の抑制や着床の阻害といった作用が働きます。
排卵を抑制する仕組み
アフターピルは、排卵前に服用することで卵巣からの卵子の放出(排卵)を遅らせたり、阻害したりする効果があります。これにより、精子と卵子が出会う可能性を下げ、妊娠を防ぎます。特に排卵がまだ起きていない段階で服用した場合、高い避妊効果が期待できます。
着床を阻害する仕組み
もし排卵がすでに起こっていた場合でも、アフターピルは子宮内膜の厚さを薄く変化させる作用があります。これにより、受精卵が着床しにくくなり、妊娠を防ぐことが可能です。
そもそもアフターピルとは?
アフターピルは「緊急避妊薬」とも呼ばれ、予定外の妊娠を防ぐために用いられるホルモン剤です。避妊に失敗した際の“最後の手段”として使用され、性交渉後に速やかに服用することが重要です。
アフターピルの効果と避妊の成功率
アフターピルは、性交渉後に避妊する効果があります。性交後72時間以内に服用した場合の避妊成功率は約84%、72〜120時間以内に服用した場合は約63%とされています。120時間以降は徐々に避妊効果が低下していきます。服用が早いほど成功率は高くなるため、できるだけ早く服用することが推奨されます。
アフターピルの種類
日本国内で使用されるアフターピルは、主に以下の2種類です。しかし、日本で認可が下りているのはレボノルゲストレルのみです。
・レボノルゲストレル(商品名:ノルレボ、レボノルゲストレル):72時間以内の服用が推奨される
・ウリプリスタル酢酸エステル(商品名:エラワン、エラ):120時間以内の服用が可能
それぞれの薬剤によって服用可能な時間や作用が異なるため、医師と相談の上で選ぶことが大切です。
アフターピルの副作用
アフターピルの服用により、以下のような副作用が現れる場合があります。
・吐き気や嘔吐
・頭痛
・倦怠感
・乳房の張り
・不正子宮出血
・次回の生理周期の変化
ほとんどの場合は一時的な症状ですが、重い症状が続く場合は医師に相談しましょう。
アフターピルの避妊率を高める飲み方
アフターピルの避妊効果を最大限に高めるには、正しいタイミングと服用方法が重要です。以下のポイントを押さえることで、成功率をより高く保つことができます。
性交渉後72時間以内に服用する
日本で認可の下りているノルレボの場合、性交渉後72時間以内に服用することが推奨されています。最大でも120時間を過ぎると避妊効果が大きく低下してしまうため、できるだけ早めの服用が必要です。
服用後3時間以内に嘔吐しない
アフターピルの成分は、体内に吸収されるまでに約2時間かかるといわれています。そのため、服用後3時間以内に嘔吐してしまうと、効果が得られない可能性があります。吐き気が心配な場合は、事前に吐き気止めを使用するのも一つの方法です。医療機関によっては吐き気止めなどを同時処方してくれる場合もあるため、医師に相談してみてくださいね。
他の薬やサプリメントとの飲み合わせに注意する
一部の薬剤やサプリメント(例:抗てんかん薬、抗生物質、セントジョーンズワートなど)は、アフターピルの効果を弱める場合があります。日常的に服用している薬やサプリメントがある場合は、必ず医師に相談してください。
アフターピルの服用に関するQ&A
アフターピルに関する疑問や不安は少なくありません。ここでは、よくある質問とその回答をまとめました。
排卵後にアフターピルを服用しても意味がない?
排卵後でも、アフターピルは子宮内膜への着床を防ぐ働きがあるため、避妊効果が期待できます。早ければ早いほど避妊成功率は高くなることから、できるだけ早めに服用することが重要です。
アフターピル服用後に生理はいつくる?
通常、アフターピル服用後3週間以内に生理が始まることが多いです。ただし個人差があるため、遅れている場合や生理がこない場合は、妊娠検査薬を使って確認するようにしましょう。
アフターピルを飲むことで不妊につながる?
アフターピルの服用が将来の妊娠に悪影響を及ぼすという証拠はありません。世界保健機関(WHO)や厚生労働省も、安全性について明言しており、不妊の原因になることはないとされています。ただし、ホルモンバランスの乱れが起きる可能性もあるため、頻繁な服用は避けましょう。
参照:WHO「Fact sheet on the safety of levonorgestrel-alone emergency contraceptive pills (LNG ECPs)」
アフターピルはどこで買える?値段は?
アフターピルは医師の処方が必要な薬です。入手するにはオンライン診療サービスや産婦人科など病院の受診が必要です。値段は自費診療となり、1回の服用で約10,000円前後が相場です。
オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」では、以下の値段で取り扱いがあります。
・ノルレボ 11,000円(税込)
・レボノルゲストレル 9,900円(税込)※ノルレボのジェネリック
・エラワン 8,950円(税込)
※ほか処方の有無にかかわらず診療代1,650円(税込)がかかります
アフターピルを服用する際の注意点は?
アフターピルを服用する際には、以下の点に注意しましょう。
・性交渉後できるだけ早く飲む(レボノルゲストレルの場合72時間以内)
・副作用(吐き気・出血など)に備える
・他の薬との併用に注意する
・100%の避妊効果ではないことを理解する
正しい知識で、アフターピルの効果を最大限に
アフターピルは、緊急時に妊娠を防ぐ有効な手段ですが、その効果は服用のタイミングや体調に大きく左右されます。正しい知識を持ち、必要なときには迷わず医師に相談できるよう備えておきましょう。
ピルをはじめるならメデリピル

産婦人科医が100%診療
専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。
再診料がずっと無料だから何度でも医師に相談できる
ピル飲み始めの不安や疑問、副作用などについて気軽に相談できます。
副作用について心配な方は副作用緩和薬も同時に処方可能です。希望する場合は診療時に医師へお伝えください。
低用量ピルなら初月ピル代無料
低用量ピルの定期便プランなら5種類のピルが初月無料※対象!
まずは試してみたい方にもおすすめです。
※低用量ピルは、3シート目お受け取りまで解約は不可となります(種類変更はいつでも可能です)
月経移動ピル・アフターピルなら送料無料
生理日を移動する際の中用量ピルや、アフターピルは送料無料!
また、低用量ピルと同時処方で診療代も無料になります。
最短当日発送だから、お薬をすぐに服用したい方も利用しやすい◎
東京23区内にお住まいであれば「当日お届けプラン」※もお選びいただけます。
希望する方は診療時に医師へお伝えください。
※別途送料3,850円(税込)、診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります
※お住まいの地域によってはお届けまでに数日かかる場合があります
予約から診療までオンラインで完結
公式LINEから24時間いつでも診療予約OK!スマホから診療・処方後は自宅までピルをお届けするため、忙しい方にもおすすめです。
※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います
※医師の診療は必須となり、薬が処方された場合に発送いたします
監修者
カテゴリ一覧
漫画
こんな経験”あるある!”と思わず頷いてしまう?mederiユーザーからの体験談に基づいた、mederiオリジナル漫画シリーズです。生理やピル・女性の健康に関して、楽しく学んでみましょう!
予約に進む
