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生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ピルの服用で便秘になる?逆に改善する場合も?便秘薬を併用時の注意点や対処法を解説
ピルを飲み始めてから便秘になった経験はありませんか?
ピルの服用による便秘は、飲み始めのころに起こることがあるマイナートラブルのひとつであり、黄体ホルモンが増える影響で腸の動きがゆるやかになることが原因と考えられています。
ピル服用中に便秘が起きる仕組みや、普段の生活でできる簡単な対策、市販薬の使い方、医師に相談したほうが良いタイミングについても解説しています。便秘が心配な方も、無理なくピルを続けるための参考にしてみてくださいね。
もくじ
ピル服用中は便秘になる?原因はなに?
結論、ピルの副作用として、服用中に便秘になることがあります。
この原因は、ピルに含まれる黄体ホルモンです。このホルモンは生理前にも増えるもので、腸の動きをゆっくりにする働きがあります。その結果、便を押し出す力が弱くなり、便秘になる場合があるのです。
ただし、実際に便秘になる可能性はそれほど高くありません。たとえば、「マーベロン」「ラベルフィーユ」というピルは、副作用の症状で便秘になる確率は次の通りと報告されています。
- ・マーベロン:0.1%〜5%未満
- ・ラベルフィーユ:1%未満
確率としては低いですが、もしピルを飲み始めてから便秘が続くようなら、体に合っていないサインかもしれません。自己判断で中止せず、必ず医師に相談しましょう。
※参考:「デソゲストレル・エチニルエストラジオール錠 マーベロン21/マーベロン28」(JAPIC)
※参考:「ラベルフィーユ21錠/ラベルフィーユ28錠」(医薬品医療機器情報提供ホームページ)
ピル服用中の便秘はどれくらい続く?
ピルを服用している際の便秘は、マイナートラブルと呼ばれる飲み初めに起こる副作用であることがほとんどのため、服用を継続していくことで改善されていきます。
飲み始めてから3か月を目安に様子を見ましょう。
3か月以上も便秘が続く場合には、一度病院を受診して医師に相談してください。
ピル服用中の便秘の対処法は?
まだ、原因が副作用かどうかわからない場合は、以下をおこなってみることで便秘が改善する可能性があります。
生活習慣の改善
生活習慣の乱れが原因で便秘が起きている可能性があります。
この場合は、主に食生活を改善することで便秘が治る可能性があります。
食物繊維が多い食べ物を積極的に摂取し、乳酸菌が含まれる食べ物や飲み物も一緒に摂ることがおすすめです。
また、食事量が少なかったり水分不足でも便秘になるため、意識してみましょう。
ほかにも、十分な睡眠時間をとり、適度な運動、ストレス発散など規則正しい生活を送るようにすると効果的です。
【食物繊維が摂れる食べ物】
・豆
・根菜
・海藻類
・雑穀
【乳酸菌の摂れる食べ物】
・ヨーグルト
・チーズ
・その他 発酵食品
ピルの種類変更
あまりにも便秘が酷くつらい場合には、ピルの種類変更も1つの手段です。
副作用が原因だったとしても、3か月我慢できないほどの便秘は体に悪影響を及ぼすといえます。
ピルの種類を変更することで、便秘が改善されることもあるため、まずは医師に相談するようにしましょう。
ピル服用中の便秘薬や下剤の使用はOK?
結論、ピルの服用中に市販の便秘薬や下剤を使用しても問題ありません。
ただし、長期間併用する場合には医師への確認が必要となります。自己判断で併用を続けるのは危険なため、必ず医師へ相談しましょう。
また、便秘薬や下剤の影響で、下痢の症状が出てしまった場合には、ピルの成分が十分に体に吸収されない可能性があります。
この場合、ピルの効果を正しく得ることができなくなるため、即効性のある便秘薬や下剤を服用する際は、ピル服用から3時間は間隔をあけるようにしてください。
ピルの服用によって便秘が改善されることはある?
ピルの服用により、ホルモンバランスが変化することで便秘が改善したり下痢になるケースもあります。
体内で自然に分泌される女性ホルモンには、黄体ホルモンと卵胞ホルモンがあり、前述にもあったように黄体ホルモンには大腸の動きを抑制する働きがあります。
ここで、ピルを服用することでホルモンバランスが変化し、便がゆるくなったり、便秘が改善することがあるのです。
また、子宮内膜症が原因で便秘になることもあります。子宮内膜症による炎症が原因で腸が癒着(くっついて)してしまうことで便秘になることがあります。
ピルは子宮内膜症の治療法の1つでもあるため、月経痛や骨盤痛がひどい場合は、医師に相談してみてくださいね。
ピル飲み始めの便秘は3か月様子を見よう
ここまで、ピルを服用すると便秘になるのかどうかをテーマに解説してきました。
結論、便秘に限らず、ピルの飲み始めにはマイナートラブルと呼ばれる副作用が起きやすく、その1つとして便秘があります。
体にピルが慣れていないことが原因なため、服用を続けていくことで治まることがほとんどです。
おおよそ3か月を目安に便秘が治らないようであれば、病院を受診して医師に相談するようにしましょう。
ピルは服用を継続することで避妊以外にも副効用として、生理痛軽減やPMS改善などの嬉しい効果がある薬なため、無理のない範囲で服用を続けてみてくださいね。
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